こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

境界性人格障害であることは気にするな

   

 

 

ジンです。

怒りっぽい人
悲観的な人
家庭環境が複雑な人
持病がある人
身体に障害を抱えている人
そして境界性の人

なにか問題や病気を抱えている人に対しては、
そのことを配慮しながら接してあげよう、と思うものですよね。
相手の事情に心を配れるのは素晴らしいことです。

が、

今回伝えたいのは

相手の事情など気にするな!

という話です。

 

相手の事情を測れないなんて失礼です・私が配慮しなければ関係が破綻してしまいます

というかたもいると思います。

相手の事情を気にしなくなったら、相手との関係はどうなるのか?

気にするなというのは何故か?

一緒に考えていきましょう。

 

 

 

恋人や家族が境界性人格障害だと、

できるだけ相手が怒りださないように

地雷を踏まないように

機嫌を伺いながら日々を過ごしたことのある方も多いと思います。

自分も以前、つねに相手の顔色を気にしながら生活していたことがあります。

言う事を聞いてあげないと見捨てられたと思い込んでしまうんじゃないか、などと。

 

多くのサイトや書籍にも、

境界性という病気であることを受け止め長期の治療に寄り添いましょう

と書かれているので

なにかと先の見えない不安を感じ、相手に合わせることは多いと思います。

相手はこころの病気なんだ、と理解することは大事なことです。

なぜちょっとしたすれ違いで自傷行為に発展する?
別人のようになってキレる?
嘘をつく?

といったモヤモヤした疑問が晴れますし

病気の習性を知ることで、こちらの対応も変えることができます。

でも、境界性だという事情を察して顔色を伺う必要なんて無いんです。

 

なぜなら

私達が相手を病気の人として扱うと、

相手はずっと病気の人のままで居続けてしまうからです。

恋人は境界性だから、こちらが合わせてあげなくちゃ

というふうに接していると

相手は境界性人格障害だから合わせてもらえるんだ、特別扱いしてもらえるんだ、と無意識に学習してしまうのです。

 

他の例で言うと

彼はお金が無くて困っているから・・・とお金を貸す女性は

彼を稼げない人に仕立てます。

その彼は、自分はお金が無い人だから大事にしてもらえる(お金を工面してもらえる)と学習してしまうのです。結果お金の無い人のままでい続ける。

 

また、問題行動を起こす子どもは

腫れ物のように扱われると、さらに問題を起こします。

これも問題を起こすことで慎重に扱ってもらえる(特別扱いしてもらえる)と学習してしまうからですね。

 

病気や家庭環境など、

私達が事情を配慮しすぎると

相手をその立場で居させ続けることになります。

相手の変化を阻んでしまうのですね。

なので事情は気にしなくていいんです。病気扱いなんて、しようとしなくていいんです。

 

 

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時々相手の抱えている事情を背負って、

それがあまりに重くて押し潰されそうになっている人が居ますが

相手の事情は、あなたが背負わなくてもいいのですよ。

背負ったところで解決できるのは本人だけなのですから。

 

 

病気だから、慎重に扱ってもらえる。

自傷行為をするから、駆けつけてもらえる。

暴言を吐いてしまうから、機嫌をとってもらえる。

苦しんでいるから、助けてもらえる。

大変な状況だから、特別扱いしてもらえる。

そんな事情を抱えていなくても、大事にしてもらえるし、愛されるんです。

 

 

今まで相手の事情に配慮して、がまんして、自分を抑えていたかた。

それでも何故かうまくいっていなかったのなら

ぜひ相手の事情を気にするのをやめてみてください。

 

そして

病気じゃなくても大事にされる。

自傷行為しなくても会いに来てもらえる。

暴言を吐かなくても気持ちを察してもらえる。

苦しんでいなくても協力してもらえる。

大変な状況じゃなくても特別な人として扱ってもらえる。

不安で、今の重たい状況を手放せずにいる人に、そんな普通のことを、教えてあげて下さいね。

 

 

そろそろ、ラクになりましょう( ^ ^ )

 

 

 

 

 

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 - 境界性人格障害との恋愛