こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

ボーダーと上手く付き合える人の特徴

   

 

ジンです。

 

 

境界性パーソナリティー障害の人は

周りをふりまわし、対人関係を上手く築けないといわれていますが

そんな彼ら彼女らともうまく付き合える人は居ると考えています。

 

たとえば、複数の恋人を持つかたのケース。

片方の恋人には暴言や自死行動を見せつけて、お金を際限なく引き出したりしますが

もう片方の恋人とはそれほど喧嘩もなく穏やかに過ごせる。

そういう人も存在するんですね。

複数の恋人がいる時点で良ろしくないかもしれませんが・苦笑

 

 

今回は、ボーダーの人と上手く付き合える人の特徴について考えていきます。

 

 

 

 

 
・マイペース

ボーダーの人は、怒涛の勢いで人の感情を揺さぶります。

見捨てられたくないとかさみしいとか、気持ちの波をどうしても抑えられないのでしょうが

ほとんどの人はそれに振り回されて疲れてしまいますね。

相手と自分の境界線がなくなって、相手の痛みやトラブルをすべてこちらが引き受けるような状態に陥ってしまったり。

でも、そんなふうに疲れ果ててしまわない人もいる。

特徴ひとつめ

「マイペース」。

ボーダーの人は荒れることも多いけれど、自分は自分。マイペースで居られる人なら影響を受けすぎず、疲れすぎない。

だから長期にわたって波風立たない関係をつづけられると考えます。

またマイペースであればいい意味で要求も諦めてもらえるんですね。

この人はどう騒いでも動かないぞ、と認識されると、こちらの出方をうかがうお試し行動も減っていきます。

代わりに心の揺れに付き合ってくれる人を探してしまうかもしれないですが・・(^^;)

ボーダーの人の不安がなくなることはおそらくありません。

どんなに満たしてあげても、足りない・・足りない・・と感じてしまう。

そんな姿を見ていたら、助けなきゃ・・助けなきゃ・・となって支える側も自滅してしまう。

でも自分のペースでしか動かないような人ならば、そのような状態にはハマりにくいのですね。

マイペースになることに罪悪感は要りません。

あなたがあなたのペースで生きるのは、あたりまえの事で

むしろ、あなたがあなたらしく生きていないほうが、不自然なんですから。

もし今ボーダーの人との関係に苦しんでいるなら

あなたはあなたらしく、あなたのペースで動くことが

関係の変化につながるかもしれません。

 

 

 

 

 

・自分に負い目を感じてない人

ボーダーの人は、自分はダメだという根強い不安をもっています。

そして同じように、何かしら強い負い目を持っている人が大好きです。

安心できるし、そこを突いてコンプレックスを発散できるのですね。

 

容姿にコンプレックスを持っている男性が

容姿にコンプレックスを持っている女性と付き合って

喧嘩のたびにその女性の外見をけなす、などどいう話を聞きます。

責めるなら自分だけを責めていればいいのですが、、

自分を責めるのは耐えがたいですから、そのつらい思いが相手に向かってしまうのですね。

 

そんなふうに、ボーダーのひとに突く隙をあたえないという点で

「自分に負い目を感じていない人」

は上手く付き合える人だと考えます。トラブルの因子が少ない感じですかね。

ただ負い目のない人なんて少ないと思うんです。

誰しも何かしらの失敗体験やコンプレックスを持っているでしょう。

負い目は有っていい。

でも、こだわりすぎないで。

あなたの負い目はボーダーの人の大好物ですから。

 

 

 

 
・自分を守れる人

突然ですが

ボーダーの人を動物に例えたら、どんな動物が思い浮かびますか?

個人的には、ライオンとか、トラとか、肉食動物のイメージが浮かびます。

ヒツジやシマウマやウサギなどとはわけが違う。

丸腰でふれあったら食べられてしまう感じです。苦笑

ボーダーの人は、その攻撃が自分へ向かうことも多く、自傷したり死をちらつかせることもありますね。

命がかかわると、こちらの精神的な負担は言葉で表しきれないほど大きなものです。

実際に生活が危うくなったり、病気になったり、事故に遭ったりしてしまう人が居ますが

そんな関係、だれも望んでなんかいないですよね。

「自分を守れること」は、ボーダーの人とうまく付き合うための必須のスキルだと考えます。

 

 

このような話しがあります。

飛行機に乗っているとき、非常事態になると座席の上から酸素マスクが降りてきますね。

そのとき子どもやお年寄りを連れた人に対して、こんなアナウンスが流れます。

「子どもやお年寄りを連れている人は、まずあなたが先にマスクを付けてください。」

子どもやお年寄りに先にマスクを付けてあげてください、ではないんです。

介助できる側がまず自分の安全を守ることで、

子どもやお年寄りを救える確率が格段にあがるのですね。

弱っている人や助けが必要な人をささえるためには

まず私達が自分の命、健康、安全を確保するのが先です。

弱っている人が弱っているひとを支えようとしても、共倒れしてしまいます。

ボーダーのひととうまく付き合うためには

まずは自分を守る。ですね。

 

 

 

 

マイペースに。負い目を感じず。自分を守れる。

 

 

あなたはあなたらしくしてて良いし、

ラクをしても大丈夫ってことですね。

もちろんボーダーの人もその人らしくしてて良いし

ラクをしても大丈夫。

 

 

そんな状態が、上手く付き合えるという事なのかなあと、思います。

 

スポンサーリンク

 - 境界性人格障害への接し方