こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

境界性の攻撃を後押ししてしまう被害者の特徴

   

 

ジンです。

夏本番という感じですね。

暑くてクーラーを止めるタイミングが掴めません。

 

 

境界性人格障害の人は

これでもかというほど相手の人格を否定したり

暴言を浴びせたり

敵視した人の良からぬ噂を流したり

大事な約束を簡単に破ったりと

他者を「攻撃」する行動に走ることがよく有ります。

もちろん境界性でない人でもこのような行動はされますが

境界性の方には「これ以上は気が引けるな」という天井がなく

際限なく攻撃行為が続いてしまうのが特徴です。

たとえば彼女と別れた境界性の彼が、

ありもしない彼女の噂を(彼女に嘘をつかれた、彼女は常に浮気をしている)などと言うことを

周りの人に言いふらすというケースがありました。

「別に、そんなことしなくていいのに。」と思う方が大半でしょうが

境界性の方は簡単に「そこまでしなくても」というハードルを飛び越えていきます。

境界性の方は行動にブレーキをかけにくく、

結果周りの人をも巻き込んでトラブルを抱えてしまうことが多いのですね。

 

さて、この攻撃ですが

境界性の人と接したら、誰でも攻撃を受けてしまうわけでは無いんです。

攻撃を受けやすい人と受けにくい人が存在するんですね。

境界性人格障害の攻撃を後押ししてしまう被害者の特徴とはどのようなもなのか。

一緒に考えていきましょう。

(被害者という言葉はあまり好きではないですが、このキーワードでブログを見つけてくれる人も居るので、敢えて表記します。)

 

 

攻撃を受けやすいかたは揃って「尽くし屋さん」なんです。

これでもかというほど相手の気持ちを察して、合わせて、尽くしてあげる。

そんなサービス精神旺盛な方ほど攻撃を受けやすい傾向にあるんですね。

 

人に尽くしたい。
(尽くすと=必要にされると 安心する)

↓↓↓

境界性のかたに出会って尽くしてあげる。
尽くすのは快感。もっと必要とされたい。

↓↓↓

これでもかというほど尽くしてくれるので
境界性の方も調子に乗ります。

↓↓↓

好きで尽くしてくれてるんだろうから
もっと沢山お願いしていいよねと思われる

↓↓↓

数々のお願い

↓↓↓

尽くしている側は、
ふと「自分の負担が増えている」ことに気づき始める

↓↓↓

尽くす側:「なんでいつも私ばっかり!!」

↓↓↓

 

「え?好きで尽くしていたんじゃないの?」

境界性の人:これからもいう事を聞き続けないと許さない。(尽くす側の意見を自分への批判ととらえます。)

境界性でない人:気づかなかったよ、悪いことしたね

 

↓↓↓

 

尽くす側はかなりの時間が立ってから
勇気を持って「自分の負担が多いこと」「傷ついていること」を主張しますが
境界性のかたの自己愛は、もうそれを許しません。
「『なんでいつも私ばっかり?』・・・それは俺が悪いということか?!そんなわけがない!!」

 

↓↓↓

尽くす側:「私が勇気を出して何を言っても、聞いてもらえないんだ。」
負担が増えたことが上手に伝わらないと、尽くす側は段々と主張を辞め、
がまんするという行動パターンにシフトしていきます。

↓↓↓

境界性の方は行動にブレーキをかけにくく、
どんどん要求はエスカレートしていきます。

↓↓↓

攻撃する側、される側の関係性ができあがります。

 

 

 

気づかれた人も多いと思いますが

攻撃や要求を受ける原因は、「尽くし屋さん」側にもあるんですね。

人に優しくできることはすばらしいことです。

その人ならではの欠け替えない素質です。

ただ「まわりに優しくできる人」と「自分が安心感を得るために人に尽くす人」は違います。

境界性人格障害の被害に遭いやすいのは

この「自分が安心感を得るために人に尽くす人」が圧倒的に多いんです。

敢えて厳しい書き方をしましたが、境界性の方から攻撃されている・・・と感じている人は

あなた自身、自分が安心感を得るために人に尽くしていないか?

振り返ってみてくださいね。

「まさにそうでした」と思う人も居るかもしれません。

ちなみに自分はそうでしたよ。

周りに迷惑ばかりかけていて、自分が必要とされるに値するのかわからなくて、

過剰に人の世話を焼くことで安心しようとしていました。

 

 

さて、もしあなたがこれに当てはまるのだとしたら対策は2つです。

ひとつは行動の対策。

「尽くし過ぎないこと」。

いつも言っていますが、頑張りすぎなくていいんです。

合わせすぎなくていいし助けすぎなくていいし共感しすぎなくていいんです。

どうしても尽くしてしまう人は「いつもの60%尽くせばいい」と思って行動してみてください。

尽くしすぎることが歪んだ関係の引き金になるのなら、少し抑えてみましょう。

 

ふたつめは心の対策。

尽くすと=必要にされると 安心する、こういう人は

尽くさないと=自分は必要とされない、価値の無い人だと思っているんですね。

なので

「尽くさなくても頑張らなくても自分には価値がある」

と思えるようになることが根本の解決、ゴールです。

そこまで行くには時間を掛けて、あなたにあなたの価値をもう一度刷り込んでいく必要があります。

なにをどうしたらいいか分からないというかたは、良ければこのブログを読み続けてみてください。

「もしかしたら何とかなるかも」と思えたら実際になんとかなります。

「変わりたい」と思えたら変われます。

 

 

大丈夫です。

 

 

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