こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

不気味な人になる

   

 

ジンです。

 

 

 

境界性パーソナリティ障害の人・その幾つかの症状に当てはまる人は

感情に乗せて周りの人を振り回したり

気持ちを落ち着けるために自分を傷つけたり

衝動的に死を企図してしまったり

私達が怖いと思う行動をとりますね。

 

 

なかなか次の行動も読みにくいので、

私たちはつい驚き、思考をストップさせてしまいますが

そんなときに試してみたことがあります。

それは、こちらが予測不能な行動をとること。

 

 

 

彼ら彼女らは行動を起こした結果の成功率とリスクを見積もっています。

どういう事かというと、

許してくれると思うからあなたに暴言を吐くし

助けてくれると思うから「これからこんな事をします」という恐怖の予告メールを送るのです。

あなたなら離れていくリスクも少ないと分かってお試し行動に出るのですね。

境界性パーソナリティ障害であるなしに関わらず

人は行動のまえに成功率とリスクを見積もります。

成功率ゼロの大学をわざわざ受験する人は居ませんし

成功率ゼロの相手に交際を申し込める人は滅多に居ません。

成功率ゼロの人をあえて狙う詐欺師も居ませんよね。

そして賠償のリスクが分かるから他人のものを壊せないし

破局のリスクを恐れるからこそ浮気はできない。

逮捕のリスクを知っているから簡単には犯罪も起こさない。

人は絶対に無理だと思うことはしないし危険だと分かりきっているものには手を出さないのですね。

 

 

 

ということで、人が奇抜な行動に出るとき

そこには「無理だと思っていないしリスクもそれほど感じていない」という心理がある。

この人ならお金を貸してくれるだろうし返さなくても危害を及ぼされないよね。という感じです。ちょっと嫌な例ですが。

そこを「無理かもしれないしリスクを追うかもしれない」にシフトできれば

相手の危険な行動にブレーキを掛けられるかもしれないと考えました。

 

 

その方法が、予測不能な行動をとること。

こちらがどう出るか分からなくするのです。

対応方法を変えてみてください。

疲れているなら電話にでる回数を減らしていい。

相手の話を聞きたくなければ自分の話をしてもいい。

話を聞きすぎて疲れているなら上の空になったっていい。

恐怖の予告メールで駆けつけていたところを救急車にお願いしてもいい。

 

 

私は限界だなあと思った時に、自分も境界性パーソナリティ障害になってみました。

いつものお助けマンを辞めて、境界性の相手のように思いきり荒れたのです・苦笑

そうしたら、ついさっきまで死にたいと言っていたお相手になぐさめられました。

「(今の)この人に言っても無理だし、これ以上荒れられるのもリスクだわ。」と呆れられたのでしょう。

 

 

同じことを繰り返して困っているなら、反応の方法をすこし変えてみてください。

ちょっと不気味な人と思われるくらいで丁度いいと思います。

もちろん、愛情面は予測不能にならないようにですね。

 

 

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 - 境界性人格障害への接し方