こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

境界性と試し行為

   

ジンです。

 

境界性の人は、相手を信じて良いのかどうか常に不安を抱いています。

そのためキツイ言葉を投げつけたり、別れを切り出したりと試すような行動をとることがあります。

私達の反応を見て、信頼できるのかどうか確認したいのですね。

ただ境界性の人の試し行為は半端なレベルじゃありません。

嘘をついたり裏切るようなことをしたり、時には自傷に走ったり。

こちらが必死に支えているのにそれを無下にする様な態度をとられると

悲しくもあり腹ただしくもなりますよね。お手上げだと感じてしまう人も多いことでしょう。

今回は「いま試されているな」と感じたときの対処について考えていきましょう。

 

 

 

 

 

試すのは、相手を信じてよいのか不安だから。

 

試し行為をされると非常に腹が立ちますが(苦笑)、

怒ったり言い返したりしてこちらが挑発に乗るのは火に油を注ぐようなものです。

やっぱりあなたは信用できない人間だ

という彼らの不安を裏付けてしまうからです。

不安が裏付けられると相手は一気にヒートアップしてしまうので、さらに話がややこしくなってしまいます。

これでは双方ともに疲れてしまいますね。

かと言って相手を見捨てることも出来やしない。

そんなときは、

この人は何を怖がっているのだろう。

と試し行為の裏の意図に目を向けてみてください。

行動に注目するとこちらもどうしても苛立ってしまいますが

その意図を考えてみると客観的に自体を把握できるかもしれません。

 

 

 

 

試しには乗らない。

 

そうして一貫した態度を貫くことは、相手の安心にもつながります。

私達もトラブルが起こった時にコロコロ態度が変わる人より

いつもどっしり構えている人のほうが安心感を覚えますよね。

あなたはあなたのペースを貫いてください。

あなた自身がラクなように、マイペースで居ればいいんです。

「マイペースで居られないから困っている」

そんなかたは考えるのを辞めてみてください。

試しにどう対処したらいいか、頭をフル回転させて考えるのを辞めてみてください。

肩の力を抜いてぼーっとしながら、

なるようになれ と傍観してみてください。

傍観していたら実際にほとんどのことは何とかなります。元の状態に戻ります。

 

ただ、もしも死をちらつかせた試し行為を仕掛けられたら

あなたがどうにかしようと思わず警察か救急車を呼びましょう。

呼ぶのは気がひけますという人も多いと思いますが、

自傷をしたり他人を傷つける行為は警察を呼ぶに値します。

警察などの第三者を呼ばれる、と境界性のお相手に分かってもらうことは

試し行為自体の抑止力となりますよ。

 

 

どう試されようと、どっしり構えて変わらないのがお相手の安心につながります。

何と言っても、こちらもラクです。

あなたはあなたのペースを貫いていればいいと覚えておいてくださいね。

スポンサーリンク

 - 境界性人格障害の特徴