こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

中途半端な優しさは

   

ジンです。


このブログには境界性の方からの声も寄せられています。

ちなみにその多くは恋愛のお悩みですが

話しを聞いていると、ほとんどのケースで出てくる言葉があるんです。


何だと思いますか。


中途半端に優しくされた

です。

ストレートに言うと

中途半端に優しくされたから苦しんだ

です。

何だか意外ですよね。でもこれが実に多いんです。


例えば

別れた彼に連絡したら、彼がメールを返してくれた。

ふつうに世間話をしてくれた。

よくある事だと思いますが

これを境界性の彼女は

復縁できる可能性 大

と解釈してしまうんですね。

ものごとを白黒極端にとらえるクセがついていると

ちょっとした事で拒絶されたと思い込んでしまうこともあれば

すこしの配慮を愛だとも思えるんですね。

しかしそれが思い込みなのだとしたらつらい結末が待っています。

復縁出来るわけでは無いと分かったときに

彼女たちは絶望してしまうのです。

そしてひどく苦しみ、思い通りにならない相手を攻撃してしまったりします。


中途半端な優しさは相手を傷つける。

これは境界性の人と付き合う上で覚えておきたいポイントです。

付き合うのならとことん付き合う。

その気が無いならキッパリ離れる。

誤解やトラブルを防ぐためにはこちらがはっきり意思表示してあげることが大事だと考えます。

協力できること、出来ないことのルールを設ける

という接し方にも通じる話ですね。


ほとんどの人は

人に頼られたら優しくしたいし突っ張ねるなんて以てのほか、と感じるのではないでしょうか。

これは私も心底そう思います。

しかし短期的な優しさで傷つく人も居るのなら

場合によっては距離を置いて見守る事こそ

優しさなのかもしれませんね。

 

 
この「中途半端に優しくされたから苦しんだ」という話しがエスカレートすると

境界性の彼女が家の前で待ち伏せするようになったとか

会社まで来て暴れるようになったとか

四六時中 電話が掛かってきて止まらない などと

お互いに疲れ切る展開になることも多いです。

 

 
はたから見れば彼女の行動が異常であるかのように見えますが

殆どの場合そうなるまでに彼女の誤解を招いています。

 
中途半端に「支えたい」とか「離婚する予定」だとか言うと

境界性の彼女は

100%それが叶うと信じます。
まあ、当たり前ですよね。

極論、「離婚する」と言ったなら

彼女が家庭を壊しに来ても仕方がないと思います。

彼女は純粋にそれを信じているのですから。

 

中途半端な優しさは、時に誤解を招きます。

境界性の人と接する時には

出来ないことは言わないでおきたいですね。

 
相手に嫌な思いをさせないためにも

後々自分が苦しくならないためにも

はっきり意思表示する習慣を付けていきたいものです。

 

 

 

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 - 境界性人格障害との恋愛