こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

機能不全家庭と境界性パーソナリティー障害

   

 

ジンです。

2017年もあっという間に半分が過ぎようとしていますね。

皆さんはこの半年、なにか変化はありましたか。

 

 

境界性パーソナリティ障害には機能不全家庭で育った方がとても多いですね。

機能不全家庭とは団らんしたり、語り合ったり、支え合う家族としての機能が充分に備わっていない家庭のことを言います。

親の無関心や過干渉、心や身体への暴力など、常に緊張を強いられる環境の中で育ったら

ものの考え方や人との接し方にネガテイブな影響が出るのも無理はないのでしょうね。

機能不全家庭で育った方には、大人になってからも親への恨みを募らせている人が多い気がします。

まあ、当たり前ですよね。

日常的に恐い思いをしたり我慢をさせられていたりしたら

どうして何も悪くない私が苦しまなきゃならないんだと、怒りが湧くのも当然ですから。

 

同時に親を許せなかったり、和解できない自分を責めている人も多いですよね。

今日は、そんな方に向けて話そうと思います。

 

ええと、まず、

別に親を許さなくていいと思いますよ。

 

 

親にも事情はあるかもしれません。

でもどんな事情も、子どもを傷つけていい理由にはならないですから。

親には悪気はなかったのかもしれません。

でも、あなたは実際に苦しんだのですよね。

機能不全家庭でも、恋人でも、友達関係でも言えることですが

 

あなたを傷つけた人を無理して許さなくていいと思います。

 

もうこれは本当に。無理して許したり理解したり、良い思い出化しなくてもいいと思うんです。

本当に酷い目に遭った人は、許そうとしたって許せるもんじゃないのだろうし

考えるだけでも辛いでしょうから。

 

恨むならとことん恨んでいいと思うんですよね。

和解したくないならしないでいいと思います。

ただ、その相手を恨む時間も

あなたの大事な人生の一部だということは忘れないでいて欲しいと思います。

あなたを大切にしてくれなかった人のために、

あなたの大事な時間を無駄にする必要など無いのだと思います。

 

 

機能不全家庭で育った方の中には

私が幸せになるには、温かい家庭を作るしかない

と考えている人が多いように感じます。

たしかに今まで手に入らなかった温かい家庭を作れたら、安心しますね。安らげますよね。

過去のつらい記憶も少しずつ癒されるかもしれません。

 

でも、

幸せになる方法は家庭以外にもあると思います。

 

家庭じゃなくても好きな人と居る道はあるし

仲間に囲まれて過ごすのだって楽しいですよね。

好きなことを極めたっていいし、

家庭にこだわらず誰にも縛られない生き方を選んだっていい。

大人になった今、あなたには自由があります。

何が何でも温かい家庭を作らなきゃと思うと自分を追い込んでしまいますから、

あまり気負わずに生きたら良いのではと思います。

大人になったあなたは子供の頃のように無力じゃないし、

自分の道を自分で選ぶ自由があるのですから。

 

 

どう転んでも幸せになれると思います。

 

 

 

※メッセージ送ってくださった方、順々にお返事していますので少しお待ち下さいね。

 

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