こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

職場に境界性の人が居るとき

   

 

 

ジンです。

このブログでは恋人や家族の境界性人格障害というテーマを扱っていますが

職場で境界性のかたと関わる立場にある方も多いようですね。

今回は、仕事における境界性の方との接し方について考えていきましょう。

 

 

 

RNTさんのコメント

私達の場合、
彼のスタンスが「自分は完璧にできているが、私は全く何も出来ていない」という前提で、
しかもその前提が崩される環境をシャットアウトされてしまう
(彼の判断・評価基準を私に押し付けられる環境だけを残す)ので、
こき下ろしを受ける私の立場は非常に苦しいですし、
ビジネスとしての商品であるダンサーとしての私達の成長にとって、かなりの足枷になってしまいます。

RNTさんはプロダンサーとしてお仕事をされているかたですが

境界性の相手とどうしても向き合わなくてはならない、

境界性の相手の評価基準を押し付けられてしまう、といった状況は

色々な職種の方に通ずるものなのではないでしょうか。

 

 

 

職場で境界性の相手に出会うと

「あなたは最高!すばらしい!」と過大に評価されるか

「最低!役立たず!」といった人格否定にまで及ぶ評価を下されるかといった

どちらかに分かれることが多いようですね。

境界性のかたは(そうでないかたにも当てはまりますが)

自信の無さや他人への恐れを抱えることが多く

自分の不安をカバーするために周りの人を否定したりします。

人を否定することで、自分のほうが優れているという安心感を手に入れているのですね。

また、過剰に自慢をする人が居ますが、

それも自慢をすることで劣等感を押し殺しているのですね。

いずれにしても、

他人に批判をされたり、自分は無能だ、この仕事に向いていないんだ、

という烙印を押されるのが怖いのです。

周りの皆が敵に見える世界、それはどんなに恐ろしいものでしょう。

もしそのような人が居たら、少しだけでもいいです、安心させてあげてください。

批判に乗って互いのモチベーションを下げるよりも、

少しでも協力のほうに舵をとって成果を上げたほうが

お互いにとって良いですからね。

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さて、境界性の相手と関わる時に心がけてほしいこと。

それは

二人だけの閉鎖された関係に身をおかないことです。

1対1になる状況をできるだけ少なくしましょう。

相手の一方的な評価によるきつい言葉を浴び続けていると、

こちらの感覚が鈍ってきますし

相手はその関係に甘え、さらに言動をエスカレートさせていきます。

否定し、否定され、という悪循環の中ではお互いのパフォーマンスも低下してしまいますしね。

できるだけ信頼できる第三者に状況を把握してもらえる環境をつくりましょう。

どうしても仕事で他の人を挟んだり強力を仰げない場合は

仕事以外でも良いので相談したり話を聞いてもらえる人を探しておくと良いですね。

とにかく1人で抱え込まないこと。

1人で考えていると出口の見えない迷路に思えるかもしれませんが

他の人の視点を借りると意外な突破口が見えてくることもありますよ。

 
この「1人で抱え込まないこと」というのは

仕事だけでなく恋愛や家族との関係にも通じますね。

DVや借金問題、心の問題なども

閉鎖された関係であればあるほど深刻化していきます。

1人で抱え込みすぎて仕事に行けなくなってしまった方もいますし

1人でどうにかしようとして多額のお金を恋人につぎ込み関係が破綻してしまった方などもいます。

ひとりで頑張らなくていいんです。

人の力を借りてもいいんです。

誰しも弱いところがあって当然なんです。

どうか声を上げる勇気をもってくださいね。

 

 

そして、良いことが永遠に続かないように

悪い状態もずっと続くものではないことを知っておいてください。

今が最悪の状況だとしても、それはずっとは続きません。

仕事も恋愛も自分も相手もたえず変化していくものです。

相手が精神的な病気をもつ人だから・・と絶望に浸るのではなく

ぜひあなたはあなたの毎日を大切に過ごしてください(^^)

 

毎日を積み重ねてふと気づいた時には

驚くほど成長したあなたがそこには居るはずです。

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 - 境界性人格障害への接し方