こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

敵意に立ち向かう時に最も役に立つ武器は

   

 

ジンです。

読んで下さる方のおかげで、

このブログはすくすくと育っています。

ありがとう。
境界性人格障害のかたと接していると(そうでない人でも当てはまりますが)

身に覚えのないことで敵意を向けられる事があります。

人との雑談を悪口だと勘違いされてしまったり

したくない事を断ったら拒絶されたと思い込まれたり

良かれと思ったアドバイスを批判と受け取られてしまうことも。

今回は、敵意を向けられた時の心の持ちかたについて考えていきましょう。

 

 

 

ほんの少しのすれ違いが誤解に繋がることはよくありますよね。

特にメールなどの文字でのやり取りは表情や仕草が見えない分、
受け取り手の解釈が大部分を占めるものです。

境界性のかたは物事を極端に捉える事がおおいので、小さな誤解が大きな怒りに発展してしまうこともありますね。

例えば、用事があって会えないと言っただけで、
見捨てられた、あなたは酷い人だ、私は大事にされていないんだ、などと思い込んでしまうように。

敵意を向けられた時にはどのような心構えで接したら良いのでしょうか?

まず

わざわざ相手の土俵まで降りていかないことが大切です。

・私の事を大事にしてくれない

・私の考えが正しく貴方は間違っている

・私の方が優れていて貴方は劣っている

など、相手の言い分は様々だと思います。

 

白熱してくると、

だからお前は馬鹿なのだ、お前のような人間に生きる価値はないなどと

人格攻撃に及んでくる場合もあります。

敵意を向けて怒りのスイッチが入った相手の目的は

物事の解決などそっちのけで
こちら側を屈服させること それだけ。

敵意と怒りモードに入った人は、とにかくただ、相手を打ち負かしたいだけなのですね。

なので土俵に立たないことが大切です。

非生産的な戦いに身を投じてお互いが嫌な気分になる必要なんて、無いんです。

 

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ちなみに
土俵に立ち、試合をして。
こちらが勝ったとします。

それならいいじゃないかと思ってしまうものですが

こちらが勝利した場合、相手は次の段階に進みます。

復讐の段階です。

打ち負かされた相手は時を変え場所を変え

別の方法でこちらを攻撃してくることになります。

それは自傷行為であったり約束破りであったり。

必ずと言っていいほど反撃してきます。
相手との間にこのような循環を作らないためにも、

まず対立の土俵に立たないことが大切なのですよ。
そして、

敵意に立ち向かう時に最も役に立つ武器があります。

無関心?

逃げる?

違います。

 

敵意に立ち向かう時に最も役に立つ武器、

それは好意です。

自分がけなしたり否定した相手に感謝や笑顔を返されると、

けなした側には罪悪感が溜まります。

また、微笑んでいる相手に対して怒れる人は中々居ません。

好意を向けてくれる相手に敵意を向けるとしたら相当な罪悪感を感じます。

だんだん怒ることが気持ち悪くなってくるのです。

脳が自身の行動に矛盾を感じるのですね。

相手に攻撃のスイッチが入ったら、土俵に立たないサインとして感謝や笑顔の好意を向けてみると良いでしょう。

急に相手を沈静化することは出来ないかもしれませんが、
いくらか戦意は削がれます。

 

もちろんこの好意というのは、相手の言う事を無条件に聞き入れることでは無いんですよ。

不安だったのだね。寂しかったのだね。と認めてあげて、相手がこちらを思う気持ちに感謝を送ればいいんです。

喧嘩を吹っ掛けたのに、なぜかあなたからプラスの言葉が帰ってきた。
なぜか感謝された。
笑ってくれた。

そのようなパターンを積み重ねることであなたは敵視する人という枠から外れていけます。

ぜひ関係を良好に保ちたい相手には

好意を向けてあげてくださいね。

 
境界性の人にも良いところがあります。

あなたにも良いところがたくさんあります。

あなたの良いところを思い出して褒めてあげてください。

そうして人に好意を持つことに慣れてくると、あなたの毎日は変化します。

人の良いところを見つけられる人は、生活の天才ですからね。

 

 

 

好意を武器にしたあなたは

どんどん生きていきやすくなりますよ。

 

 

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