こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

復讐するのはあなたの役目じゃありません

   

 

ジンです。

今回はちょっとダークな話を。

「私を傷つけた夫に何が何でも復讐したいんです。」

「仕事の邪魔をしたあの人がどうしても許せません。」

「僕に嘘をつき続けていた彼女に怒りをぶつけたいです。」

酷いことをされた、どうしても許したくない、怒りの感情が治まらない。

このような体験をしたことは誰しもあると思います。

相手のことを考えると気が滅入る、ムカムカと嫌な気持ちになる、動悸がする。

もう相手と接することがなくなったとしても、ふと気を抜くとあの時の嫌な思いが蘇るし、だらだらと引きずってしまう。

考えるのすら嫌なのに、そう思えば思うほど考えてしまうこと、よく有ります。

 

 

過去に見てきた人の中に、特定の相手に対して

許せない、やり返したい、復讐、復讐、復讐・・・という言葉がクセになってしまっている人も居ました。

言葉だけ聞いてもドラマや映画より恐いですね。怖いですよ。

・つらい目に遭わされた
・暴言や暴力を振るわれた
・お金、家庭、時間、健康、、、自分のものを不当に奪われた

こういった体験は相手に対して恨みを募らせます。

恨みは、その後相手との関わりがなくなったとしても

私達の頭の中で勝手に増幅するもので、抑えきれなくなると一気に爆発したり

エスカレートすると犯罪に走ってしまう人も居ます。

恨みで自分の身を傷つけてしまう人も居ます。

許せない人がいたら許さなくてもいいんです。

ですが、これだけは覚えておいて下さい。

復讐は、あなたの役目じゃないんです。

 
人に酷いことをして、その相手が一時的に甘い蜜を吸ったとしても

自分でしたことの報いは自分に返ってくるものなんですよ。

「いや、相手はいい思いしかしてませんよ!」と思う人も居ると思いますが

人に酷いことをして苦しいのは、された側でなく、した側です。

表面に出てこない、意識下で

こんなことをしてしまった・・・という罪の気持ち、居心地の悪さをずっと抱えていくことになりるんです。

そして、自分がしたことは少しの時間を置いてやがて自分のところに帰ってきます。

猛毒の植物を植えた人は、いつか自分で猛毒の植物を刈り取る日がやってくるのです。

あなたがわざわざ復讐という手を下さなくても

その人には自然と、自分で恐ろしいものを収穫してしまう日が来るんですよ。

 

 

自分はそれを、身を持って体験しています。

なぜ良くないことばかり次から次へと起こるのか?と一時期悩んだことがあるのですが

それは10年以上も前に、自分が他人にかけていた迷惑そのものでした。

自分では忘れていたけれど、人にしたことはきちんと返ってくるものなのだと、ゾッとしましたよ。

 

逆に、人に対して温かい気持ちやよろこびを送り続けた人には

きちんと大きな幸せが返ってくると確信しています。

美しいひまわりの種を植えた人には、美しいひまわりを刈り取る日がやってくるのです。

ぜひあなたが欲しいものを植えてください。周りのひとに与えて下さい。

 

それは巡り巡ってあなたのところへ帰ってきます。

 

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