あなたを２４時間苦しめている本当の人物
ジンです。
境界性パーソナリティ障害の人と接する中で
キツイ言葉やこちらを試すような物言い、
自死をほのめかされるといった行動に苦しんでいる人も多いでしょう。
朝から夜まで一日中、２４時間苦しいです。という人も居るようです。
今回は
あなたを２４時間苦しめている本当の人物とは誰か？
２４時間苦しまずに済む方法
についてお話していきます。
キツイことを言われた、無理な要求をされた、
堂々巡りの話し合いに付き合わされた、
時間を奪われた、、、
不快な出来事が起こると
どうしてもその嫌な気持ちが頭の中をぐるぐる回ってしまいますね。
仕事をしていても昨日言われた一言が許せない
ご飯を食べていても昨日取られた態度の不快感が抜けない
と相手が目の前に居るわけでもないのに
相手との嫌な出来事を頭の中でリピートさせてしまうことも多いです。
境界性の相手と長く付き合っていると、（そうでない人にも当てはまりますが）
積み重ねてきたガマンや不快感で
何も悪いことが起こっていないのになぜか一日中苦しい。という人もいるようです。
一日中苦しい。２４時間不快感が抜けない。この先どうなるのかという不安が抜けない。
あなたの事を嫌な気持ちにさせて一日中苦しめているのは一体誰なのでしょうか。
境界性の相手でしょうか？違います。
あなたのことを一日中苦しめているのは、
実はあなた自身なのです。
いやいや、相手に決まってるでしょ。と思う人も多いかもしれませんね。
確かに相手の言ったキツイ言葉や自暴自棄な行動などはあなたを苦しめます。
でも、起こった事やこれから起こるであろうことへの不安を２４時間
通勤時間にも食事中にも寝る前にも
頭の中で繰り返し再生し続けているのはあなたなのです。
せいぜい相手と対面するにも数時間が限度でしょう。
２４時間ずっと会話しているわけにもいきませんからね。
実際に嫌なことが起こってしまった時間 ＋ あなたがその事やこれからの不安を頭の中で繰返し再生する時間
この図式で２４時間、一日中つづく苦しみが出来上がるのです。
あなた自身が「苦しいことを考える時間」をプラスしてしまってるんですね。
では、１日の中で苦しい時間を減らす方法について一緒に考えていきましょう。
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なぜ、わざわざ嫌なことを頭の中で繰り返し再生してしまうのか？
それは人間の脳のしくみに原因が有ります。
実は、人の脳は放っておくと「嫌な出来事」や「不安」を勝手に再生させるように出来ているんです。
良いこと、いい思い出よりも悪いことを優先的にです。
昔々、原始時代の頃にさかのぼるのですが
わたしたちの祖先は
・こんな嫌なことがあった→それを解決しないと生活していけないかもしれない→死に直結する
・食糧を確保できなかったらどうしよう、不安→確保できなかったら死んでしまう→子孫を残せない
といった「嫌なこと」から学習し
「不安」を感じて生き残る道をさぐってきたのです。
嫌なことと不安を感じることは、私たちの祖先が生きることにとても役立ちました。
その祖先たちの「嫌なことから学習し不安を感じる原子の脳」がわたしたちに受け継がれているわけなのですが
原始時代と現在で世界はかなり違っています。
今はコンビニもスマホもありますから簡単に生きていけますよね。そんなに思い悩む必要は本当は無いんです。
このように「原子の脳」というやっかいなモノのせいで、私たちは必要以上に
嫌な出来事や不安を繰返し思い出してしまうのです。
少し話しが逸れましたが
相手との嫌な記憶や関係の不安をどうすれば排除していけるのか？
それはまず「自分の頭が嫌なことを再生している」と気づけるようになること。
我に返る、というやつですね。
人の頭は放っておくと嫌な出来事や不安を考え始めますから
意識して
自分の思考の暴走に気付けるようになれるといいですね。
普段の生活で、自分は今あえて嫌なことを考えていないか？と意識してみましょう。
そして
嫌なことが頭の中で再生され始めていたらきっぱりとその上映をやめること。
頭の中で繰り広げられる過去や未来のストーリーを見て
更に苦しむ必要なんてどこにもないんです。
自分で自分を苦しめている時間は思いのほか多いはずです。
嫌なことや不安を思い出して傷つく時間があったら
趣味をしたり本を読んだり音楽を聞いたり外を歩いたりもいいですね。
今まで苦しんでいた時間をこれからは
自分のために使ってあげましょう。
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