こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

境界性とトラブルのくり返し

   

ジンです。

境界性の人と接していると

トラブルの繰り返し

がよく起こりますね。

 

 

例えば自傷がやっと治まってきたと思ったら再発したり

別れると言わなくなってくれたなと思った矢先に拒絶されたり

距離を置き、心が落ちついてきたタイミングでまた相手が戻ってきたり

ホッと一息ついたところでしんどい状況に逆戻りだと、疲れてしまいますよね。

 

 

境界性の人は、同じことをなぜか何度も繰り返す。

 

これは多くの人が経験されていると思います。

境界性の人は

そばにいる人を困惑させたり、自分が傷つくことを、何度も何度も繰り返してしまう。

きっと理性より感情が強いから、分かってはいても自分のしたいように動いてしまうんでしょうね。

 

まわりはそれで、また薬を大量に飲んでしまった、と心配したり

また裏切るようなことをされた、と悲しくなったり。

振り回されていると感じること多々あると思います。

 

 

でも、希望は失わないでください。

 

私達も境界性の人達も学んでいるんです。

たとえば私達は、拒絶と復縁を繰り返される度に学習します。

「時々は放っておくことも大切だ」

「離れている間に自分のメンタルを整えておいたほうがいい」

「何だかんだ言って相手はまた戻ってくる」

一回一回のトラブルから学ぶので、

同じことを繰り返されても次回の対処は変わります。

 

境界性の人も

暴言を吐いたり拒絶をするたびに学習しているはずです。

「ここまで言ったら人は離れて行ってしまう」

「私が荒れていても、彼は距離を置いて見守ってくれている」

一回一回学ぶから

謝れるようになったり、した事を振り返れるようになります。

 

 

本当はトラブルなんて起こってほしくは無いですが

起こったことは経験値になるんですよね。

人は繰り返しに慣れるものです。

1回目より2回目、2回目より10回目・・と

回を増す毎に

クールに対応できるようになったり

上手く立ち回れるようになったり。

関係に見切りをつけることも、しやすくなると思います。

 

 

せっかく進んだのに逆戻りだ。と思うと虚しくなっていまいますね。

でも実際には3歩進んで2歩下がる、の繰り返しなのだと思いますよ。

 

 

確実に1歩は進んでいるんです。

 

 

 

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 - 境界性人格障害への接し方