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境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

暴言で相手を攻撃する人への接し方

   

 

ジンです。

境界性人格障害の人やキレやすい人と接していると

暴言に悩まされることも多いと思います。

暴言を受け続けていると

・精神が不安定になり抑うつになる

・自分が魅力の無い人間のように感じる

・心身ともに疲れる

といった悪影響を受けてしまい、

まるであなたがあなたではなくなってしまう様な離人症状に陥ってしまうこともあります。

今回は

暴言を吐く人の心理や対処法について一緒に考えていきましょう。

 

 
さて、そもそも人が暴言を吐くのはなぜでしょう?

「自分に自信が無いからです。」と以前にお伝えしましたね。

自分に自信を持てない人は、人をけなす事で自分の立場を持ち上げ安心しているのです。

自分は優れた人間で、誰よりも正しいと思い込みたい。

それを確認するために相手を攻撃し続けます。

なぜそのように歪んだやり方に出てしまうのかというと

過去に人から受けた評価や失敗体験、臆病な性格などが関係しているのでしょう。

暴言を吐いてしまう人は他人に対しても自分自身に対しても恐れを抱えているのですね。

 

 
さて、暴言への対処法ですが

・出来るだけ暴言を吐かれる状況にもちこまない

というのがまず1つ。

相手が暴言を吐きそうな状況だと思ったら、その場に居合わせないよう

ご自身の身を守ることも大切です。

恋人であれば、わざわざ暴言を吐かれると分かっている時に会いに行かない。

電話は時間を決めて短めに切る。

その場に居合わせなければ暴言を耳に入れることはないですから

適度な距離感を保つことを心がけてみてください。

 

 

 

・関係をオープンにする

閉鎖された関係の中(たとえば1対1の関係や、閉めきった部屋の中)での暴言や暴力は、

そうでない状況よりもエスカレートすることが分かっています。

人をあいだに入れる、人目につく場所に出る、といった対処も暴言の抑止に効きますね。

また、当事者以外の誰かに状況を知ってもらうことは暴言を吐かれてしまう側のストレスを和らげます。

どんな方法でも良いので「オープンに」を心掛けてみてください。

 

 
・受け入れてくれる人だと思われている

暴言を吐く人は、どこかで「この人なら何を言っても受け入れてくれるだろう」と成功率を見積もっているのです。

相手が心の広い人、他者を許せる人、優しい人だと分かるから、暴言を吐けるんです。

率直に言うとその人の優しさに甘えているということですね。

なのでコミュニケーションが取れる相手ならば時折こちらの気持ちを素直に伝えることも大切です。

「私は暴言を言われると傷つく」と。

あなたは優しいかもしれませんが、何でも許すわけではない。

主張は忘れないで下さいね。

 

 
・相手はあなたが向き合うに値する相手ですか

暴言が癖になっている人はどこまでも暴言を吐き続けます。

これはいつもお話していることですが

相手を変えることはできません。

関係性を変えたければ自分が変わるしか無いのです。

しかし中にはどうしても、「あなたが向き合うに値しない相手」が存在します。

自分は、人の価値に上も下も無いと思っていますが

人間的(人格的)なレベルの高さというものは存在すると思っています。

あまりに人格的なレベルが離れすぎている人同士は

普通に過ごしていても互いの間に反作用が起こります。

なにをやっても上手く行かない・波長が合わない・違和感を感じる

ひとことで言うと気が合わない。というやつですね。

自分の記憶に強く残っているゲーテの言葉に

「感覚は欺かない。判断が欺くのだ。」

というものがあります。

頭であれこれ考えて決めるよりも、

あなたの五感が素直に感じるものを大事にしなさい。というメッセージが込められた一言です。

身体が辛いと反応しているのに頭で考えて押し切っても、良い結果につながらないよ。という風にもとれますね。

合わない場所、合わない相手、あなたの直感が拒否する物とは

自然と離れるようになっています。

人生は一度きり。

あなたが向き合っているその相手は、あなたが大事な時間を割いてまで対応するに値する人でしょうか?

ゆっくり考えてみてくださいね。

 

 
そしてこれだけは覚えておいて下さい。

暴言をうまく交わして状況を見守っていくにしても

勇気を持って相手から離れるにしても

どちらにしても意志を持って決めたことならば、あなたの人生は良い方向に前に進みます。

 

一番良くないのはただ怯えて、相手中心の生活を送りながら暴言を受け続けることですね。

暴言を受ける人・酷いことをされる人、という立場に徹してしまってはいけませんよ。

 

 

行動に言葉に意思を持たせましょう。

 

あなたの人生の舵を切るのはあなたです。

 

 

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 - 境界性人格障害への接し方