こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

相手に犠牲を求める心理

   

 

ジンです。

いつも散歩する公園で、セミが鳴き始めました。

 
人の役に立ちたいし、喜んでもらいたい。

誰しも思ったことがあるんじゃないでしょうか。

自分の行動で周りの人が幸せになったら嬉しいし

困っている人がいたら助けたい。素晴らしい気持ちですよね。
一方、これをして欲しい・あれをして欲しいと

相手に負荷のかかる犠牲を求める人も存在します。

・夜中に呼び出される

・長時間の愚痴に付き合わされる

・仕事を辞めてと言われる

・金銭を要求される

・どこも悪くないのに身の回りの世話を要求される

こういったことを恋人や友人にされて悩んでいる方も少なく有りません。

なぜ親しい間柄で「相手に犠牲を求める」必要があるのでしょうか?

今回はそのような人の心理について考えていきましょう。

 

 
例に「夜中の呼び出し」を挙げましたが

夜中に呼び出されて快く参上できる人なんて、なかなか居ませんよね。笑

まだ男性ならヒーロー気分に浸れるかもしれませんが

女性の場合 夜中に出歩くことは安全面でも美容面でもマイナスにしかならないはず。

それでも相手のところに駆け付けざるをえない人達がいると思うと

自分は何だか切なくなります。

犠牲を求める、無理な要求をしてしまう人は

相手がそれを叶えてくれると安心するんですね。

金銭を要求したら相手が困るのはもちろん分かる。

分かるけど、でも

それでも要求に応じてくれるなら、自分はそんな待遇を受けるに相応しい人間なんだと。

相手よりも上なのだと。

安心できるのです。

ただし要求を叶えてもらうことで安心したとしても、

その安心は一時的なものなので、すぐにお腹が空いてきます。

お腹が空くとその人はさらに大きな安心を求めるようになるのです。

・仕事をやめて私と居て欲しいというお願い

・異性との連絡を断つように指示する

・専業主婦の妻に渡す給料を減らす

などと人がさらに困る問題を突き付け、相手の出方を見ようとします。

 

あなたの周りに居る人が、少しでも犠牲を求める素振りを見せたら

エスカレートしていかないよう関係のバランスをとっていくことが大切です。

夜中に来て欲しい、1日の大半を自分のために尽くして欲しい、暴言を受け入れて一緒に居て欲しい、

そのような要求をされた時

出来ないことはハッキリ出来ないと言っていいんです。

「出来ないと言うと相手に嫌われます」と考える人も居るかもしれませんが

相手は難しいことだと分かって要求しているので、嫌われることはほぼありません。

あなたが自分を犠牲にして、したくもない事をするならば

それは臭いものに一時的にフタをするようなものだと思ってください。

一時的なものではなく、長期的な解決を視野に入れていきましょう。

相手が欲しいのは「安心」です。

その日だけの安心ではなく、これからも長く続く安心をプレゼントしてあげてください。

長く続く安心って何だと思いますか?

ぜひ考えてみてください。

 

 
長く続く安心・・・

 

 

 

 
自分は「信頼」だと思っています。

信頼できる相手とは、どんなに大変なことが有っても何とかなると思えるんですよね。

本音で話せるし互いを縛らず、自由に行動できるんですよね。

相手を信頼するのも、信頼される人になるのも簡単なことじゃありません。

ただ、「自分は相手の犠牲になっているんじゃないか」と疑念を持って付き合い続けるよりは

ムリなものはムリと意思表示して相手を信じたほうがラクなんです。

もちろん信じるに値しないと判断した人とはスッキリ関係を切るのも有りですけどね。

 

 
「犠牲を求める人は安心したい。」

あなたはどんな安心を贈りますか?

 

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