こころタウン

境界性パーソナリティ障害の人と付き合うかたの心をケアするブログです。ぜひコメント欄見ていって下さいね。

境界性との間に被害者加害者が生まれる理由と関係を手放す方法

   

ジンです。

境界性人格障害の彼氏彼女や家族と暮らしていく中で

境界性人格障害者=加害者

寄り添う人=被害者

という図式が成り立つことが多くあります。

これは境界性人格障害の、周りを振り回す性質や

自暴自棄になった時のいき過ぎた行動

暴言などからそう定義されてしまうのでしょうが

もし今あなたが

境界性人格障害の恋人や家族とこれからも付き合っていかなければならなかったり

寄り添うか離れるか決められず悩む立場にいるのなら

 

「加害者」「被害者」という考えは手放してしまったほうがラクですね。

「加害者」と「被害者」の関係は重く苦しいものです。

とくに自分が被害を受ける側だと思いながら毎日を過ごすのは

どうしたって辛いでしょう。

今回は

「加害者」「被害者」が生まれる仕組みと

被害者意識を手放す方法についてお話ししていきます。

 

 

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まず、先に生まれるのは「被害者」です。

境界性人格障害の人からきつい言葉を吐かれたり

振り回されて時間を奪われたり、

大事なものを壊されたりして嫌な思いをした時に

自分で自分を「被害者」だと決めるのです。

被害者が生まれると、自然と相手には「加害者」の肩書きが付きます。

「加害者」「被害者」の名札を作って、それを相手と自分の首に下げているのは

他の誰でもない私達自身なのです。

 

 

 

それでは「加害者」「被害者」の関係をどうやったら解消していけるのでしょうか?

 

私は出来ることならあなたは「被害者」ではあってほしくないと思っています。

なぜならあなたが自分を自分で「被害者」だと思い

いつもなにか良くないことをされる側だと思って生きていくなんて

そんなのあまりにも可哀想で、バカバカしいと思うからです(^^

冷静に考えてみればあなたが被害者でいなくてはいけない理由なんて、どこにも無いんですよ。

 

 

あなたは真っ当な扱いをうけ、大事にされるべき人です。

そんな風に扱われたことないです、という声も聞こえてきそうですが

今これを書いている私から見れば

あなたは大切に扱われるべき人です。

被害を受ける側だと意識しながら毎日を過ごすのは、もう辞めましょう。

あなたは傷つけられていい人間ではないんですよ。

 

 

 

そしてあなたが被害者でいることで相手を「加害者」にするのももう終わりにしましょう。

恋人や家族が「加害者」だなんて

そんな状態を望む人、居ないですよね。

 

 

 

さて、「加害者」「被害者」の関係を解消するにはどうしたら良いのか。

 

つらい目に遭わないように、あなたがあなた自身を守りましょう。

 

嫌なことをされた、言われた、という「被害」を減らしていければ

あなたはしだいに「被害者」ではなくなりますね。

とはいえ、相手にあなたへの接し方を改めさせることはなかなか出来ませんね。

人間関係の極論ですが、

相手を変えることはどうしたって出来ません。

ではどうすればいいのか。

自分で自分を守れるようになれば良いのです。

具体的には、

何か要求されていままでは嫌なのに受け入れていたことを、辞める。

荒い扱いをうけて今までは泣き寝入りしていたのだったら、外部に相談し対策を立てる。

恐怖を感じる出来事があっててもそばに居たのなら、距離や時間を置く。

相手に依存や執着しすぎないよう自分の趣味をつくる。

 

これからは自分の心を守ることを第一に考えてください。

私が私のことを考えたら、相手に逆上されそうです。という人は

もうこれからは面倒を見ない、などと極端な結論は出さずに

少しずつ、受け入れることと応じないことを変化させていけばいいのですよ。

 

 

 

相手側が変わることはほとんど無いので

多くのサイトやブログには「逃げなさい」と書かれています。

ただ、動けない立場だったり離れる意思を持てない人も多いでしょう。

そんな人こそ

”自分で自分を被害から守れるようになれば良いのです。”

いままで相手に合わせることが第一だった意識を

今日からは

自分を大事にすることに向けて下さい。

 

 

相手は変わりませんが

自分は変えられます。

自分が変われば苦しみのレベルを軽くすることもできます。

まずは自分を大切に。

 

 

自分を大切にすることが

これからお話していく 全ての話に通じる土台になります。

 

 

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 - 境界性人格障害との恋愛