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彼女の音信不通や急な別れはラポゲームのせい?

   

 
ジンです。

 

 
突然ですが、あなたはオペラで有名な「カルメン」というお話をご存知ですか?

妖艶な女性カルメンが、色目を使って2人の男を翻弄しまくるというストーリーです。

 

カルメンはあの手この手を使って1人目の男の気を引こうとします。

でも、男がカルメンのことを好きになると、急にそっぽを向いてしまうのです。

男はカルメンに振り回されて、仕事を失い牢獄に入り人生をめちゃくちゃにされてしまうんですね。

カルメンはそのあいだに2人目の男と恋人同士になり、恋に燃えています。

牢獄からやっと出られた1人目の男は自分に見向きもしないカルメンに逆上し、ついには気を狂わせてしまいます。

 

カルメンは俗に言う「悪女」というやつですね。

大分昔のお話しですが、まるでカルメンのような女性に悩んでしまう男性、現代でも意外と多いのではないでしょうか。

昨日まで好きだと言ってくれていた女性が豹変した・・というお話しをちらほら耳にするんです。

 

 

男性から見たら

・好意を振りまいていた女性がいきなり敵意を向けてくる

・良い関係だったのに交際寸前で音信不通になった

・華やかな服装で気を引いてくると思ったらストーカー呼ばわりされた

けっこうショックですよね。

 

女性から見たら

・なぜかお付き合いがうまくいかず短期間で別れてしまう

・男性に好意を向けられるとなんとなく嫌な気持ちになってしまう

・いつも恋愛のトラブルに遭ってしまう

という感じですかね。

 

 

 

このような行動パターンは心理学で「ラポ・ゲーム」と呼ばれています。

女性側が気を引いているのに、男性に好かれたとたんにその人の事を嫌いになってしまうんですね。

男性から見たら意味不明でなりません・苦笑  なのでよくトラブルに発展してしまうのです。

 

 

 

 
これは、無意識のうちにその女の人に、男性を憎む心理がはたらいているんですね。

「男性はダメ。」という無意識のルールにのっとって行動してしまうんです。

何のためにそんな事をするのかというと

好かれたら突っぱねるを繰り返すことで、男性に対して復讐をしているんです。

子どものころに何らかの理由で男性への不信感がつのると、大人になってからラポゲームを繰り返してしまうようになります。

自分でラポをくりかえしている事に女性本人はほとんど気づきません。

無意識に沿って動いているだけなので

なんだか恋愛がうまくいかないなあ、というくらいの自覚なのかもしれないですね。

 

 

 

好意的だった女性が急に変わってしまった。

そんな不可解なお悩みの裏には、このラポゲームが繰り広げられているのかもしれません。

好きな人に急に態度を変えられると傷つくものですが

あなたが嫌いになったというよりも、そのお相手の無意識に問題がかくれているのかもしれません。

少女の頃の、男性に対する不信感を癒していく必要があります。

気長に対応していきましょう。

 

 

 

ラポゲームは女性が男性に対して仕掛けることが多いと言われていますが

逆パターンもあるようです。

好意を示すと彼のようすがおかしくなる・・という場合は

男性の過去に、女性への不信感が根付いているかもしれません。

 

 

 

他にもくりかえしてしまう行動パターンについて以前こちらでお話ししました。

対人関係の悪循環ゲーム

この行動パターンの力は強烈です。

たとえば有名になってきた芸能人が、ありえないタイミングで事件を起こして芸能界から消えてしまう、

そんな話も耳にしますが、これも「自分はダメだ」というルールにのっとって行動しているんですね。

関係がうまくいきそうになると破壊する人もそうです。

「自分はダメで他人もダメだ」というルールに沿って、うまくいかないように行動してしまうんですね。

 

 
相手の行動が分からないと、

つい自分が悪いことをしたのかと自分を責めてしまったり

非常識な人だなあと嫌な気持ちが向いてしまうこともありますが

もしかしたらどっちも悪くなんか無くて

過去の刷り込みに問題があるだけなのかもしれません。

 

 

 

誰も悪くないかもしれない。

この考えを留めておくと、すこしラクになれる事も。

ぜひ心の隅に覚えておいてくださいね。

 

 

 

 

 
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